絶滅危惧種になってきましたね、ドイツサイズ接眼鏡

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 | 投稿日時 2013/9/28 11:48 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4260
 自分の時間がとれるようになったおかげで、太陽面の投影観察がたくさんできるようになりました。改めて機材を見直すと、時代を感じさせるものも多くなりました。太陽面投影に昔から使っている24.5mmサイズのMHのアイピースもその1つ。だからといってせっかくあるものを変えるも、観測システムを変更してしまうという意味でも考えものです。ずっとこのままいくようですかね。ドイツサイズの接眼鏡、ほんとに少なくなってきました。眠っているものはあるのでしょうが。
 いつもはMH15mmで直径15cmの投影ですが、今日はスケッチのあとMH12.5mmにして投影版も下げ大きく拡大してみました。比較から出現したばかりの小さな黒点、15cmではやっととらえられるのですが、大きく拡大すると楽々なんですね。たいしてシーイングよくなかったですが、粒状班も見えているようです。これからは、ちょっと強拡大もしてみます。今まで見えなかったものまで見えてしまいそうですが(笑)

 視野の広さや、像のゆがみ、アイレリーフなどどれをとっても、最近の接眼鏡にはかないませんが、太陽光を通しても痛みの少ない、中心像のシャープなMHは、太陽観測にはなかなかの優れものなんですがね。最近のOrでも大丈夫だそうですが、やはり貼り合わせレンズは、使っていて怖い気もします。


ところで、ビクセンの「V」マークの◎や〇は、何か意味があると聞いたのですが、製造会社の違いでしたっけ。〇はなかなかいいぞなんて聞いたことあります。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/20 1:18 | 最終変更
sano  長老   投稿数: 2785
 太陽の観察に限らず、天体観測ってやりだすと気になって続けてしまいます。
太陽のスケッチなんて今やまったく個人の楽しみでしかありませんが、やりだすと止められなくなって、この泥沼にはまって数年、いえ・・・既に2サイクルです。

 接眼鏡のことは例会で話したとおりですが、MHの写真も載っているので一応レスしておきます。

 本格的に始めた頃はドイツサイズの接眼鏡が多かったですが、最近は古老たちが持っているのを見るくらいで少なくなりましたね。
ましてやMHは、・・・若い人には「それなんですか?」なんて言われかねない。
まあ、天文も若い人が少ないからその心配も無いでしょうけど。
1.25インチはセレストロンやミードの製品が認知しだした頃から一気に増えてきたように思います。

 私は太陽投影には、Or(PL)を使っています。
駆け出しのわずかな期間はしきたりに従いMHでしたが、・・・なんとも像がよろしくない。
でも継続観察を考えるとやっぱり張り合わせの切れが心配。

 いろいろと情報を集めた結果、「新しいアイピースはメーカー製であればほとんど耐熱接着となっている」ことを信じてOrを使い出しました。
 その後、アイピースの注目品は広角の高級品になりOrはむしろ安いものとして扱われだしました。
一般品の価格が下がり、ある程度で使い捨ても考えられるようになったので、心配なくOrを使うようになりました。
やはりOrは像が良く、ピントを縁で合わせると中心もぴったりと合焦します。

 今まで合わせ面の切れはありませんが、考えていなかったコーティングのヤケがありました。
200日くらい使っていると、新品とはっきり差が出ます。
極微小の黒点などで差が出るかもしれませんが気にしないことにしました。
それでもあまり差が出たときは交換するようにしています。(今まで2回交換しました、まあわずか2回といえばその程度です)

 どうしてもOrを使いたかったのは他にも訳があります。
継続観察の目的からも、晴れて時間が取れれば出来るだけ観察したかったので、一回の時間を短縮したかったのです。

 変化を追うためには、欲をかかず日数勝負をすることにしました。(勝負・・・ライバルはいませんが)
遮光布を使えばよく見えますが、その分どうしても時間がかかるので極力使わないことにしました。
投影サイズも15センチに固定して、見えたままを描くことにしました。
そこで一度ピントを合わせると全面が細部まできれいに見えるOrは必需品になりました。

 後にFS128を入手したとき、この機材での20センチ投影も考え、投影板も購入(えらく高価)しました。
しかし、見えすぎてしまうのと、簡単に移動も出来ないので別の場所で同じレベルでの観察が出来ないので止めました。
 20cm投影は一見わずかな違いに思えますが、面積比にすると倍ぐらい違いがあります。
職場でも晴れたら観察を目論んでいたので、それを考えると10cmレンズで15cm投影が限界でした。

 そんなことで今まで続いているのも、欲張らず適当にやっているから、と思っています。
太陽観察の話をしだすときりが無くなってしまうのでこのへんにしておきます。

 最新の接眼鏡を見てしまうとMHはやはり時代遅れの感はありますが、決して取るに足りない機材ではないです。
自分のスタイルで楽しむのがいちばん良いと思います。

 歳とともに冷え込む星空の下で闘うのも苦痛になってきました。
太陽観察もこれからの観測項目のひとつとして広めたいですね。
sano
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013/10/20 2:51
k_kubotera  長老   投稿数: 4260
 sanoさん、コメントありがとうございます。
 MHを使っていて投影された像の周辺部と中心部でピントがドンピシャ合っていないというのは、感じたことありませんでした。今度シーイングのいい日によく見比べてみます。「見えが悪いな」と思うと、すぐにピントを合わせ直してしまいます。たいていは、シーイングの変化なのですが。D65mm f1000mmですから、気にならないのかもしれません。
 楽しみでやっているのですから、システム変更して楽しむのもいいのかもしれません。中古で投影に向いたものがあれば口径をアップして楽しんでみようかなとも思います。
 9月からは、MH8mmで部分拡大もして黒点細部を見たり、黒点探しに漏れがないかも見たりしています。システム変更と同じくらいの変化ですね。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/20 23:47 | 最終変更
sano  長老   投稿数: 2785
 MHのピントずれですが、F15位になると目立たないと思います。
周辺像の崩れや色収差も目立たないです。

 私が今使っているのはF8ですから、この位だとアイピースへの光線入射角がきつくなるのでどうしても各収差が目立ってしまいます。
 対物レンズがEDやフローライトになって対物側収差補正が出来てもアイピースへの入射角は変わらないので、接眼側にも相応の性能が要求されてしまいます。
 天文アマチュアの間で、当たり前のように望遠鏡の自作が行われていた時代には「Fの暗いは七難隠す」なんて言われていたのを思い出します。

 私もF10-15クラスの長焦点望遠鏡を何本か所有していますが、長焦点鏡は独特な安定した像を結ぶと感じています。
F10とF8のフローライトを比較しても、Fが2違うだけでも特徴の違いを見て感じとれます。

 10cmF15アクロマートというのも持っていますが、10cmF8フローライトに遜色ない見え味に感じます。
 ここでアイピースの違いによる見え方がわかるのですが、F15はどのアイピースでもそれなりの見え方をします。
反面、高級なものを使っても期待したほどでもないということがあって、これが入射角の問題とわかります。

 高級接眼鏡が持っている能力が要求されていない、・・・これは対物レンズにも言えるわけでこのクラスになると無理して「3枚玉EDアポ」なんてすることないんですよね。
でも今の望遠鏡は写真レンズなわけで、Fが暗くて焦点距離が長くては売れないんですよね。

 それと意外と見逃せない点として、長焦点だとアイピースの焦点も長くなり、アイレンズが大きくアイレリーフも長くなって覗きやすくなりますね。 ←これ重要だと思います。

 FS128で30cm投影くらいに大きく部分拡大すると、暗くはなりますが細かい部分も驚くほど見えてきます。
見えすぎてこれだとスケッチに時間がかかるのがわかります。
 昔、国立天文台で30cmスケッチをとってる記事を読んだことがありますが、たしか40分だかかかっていたような。

 そのくらい見えてきて拡大投影はなかなかの魅力です。
そうなると、太陽観測も大口径至上になりそうですが、・・・シーイングの影響が出てしまうので一般には15cmまでのようです。
たしか三鷹でも20cm止まりだったですよね。

 活動的な黒点の拡大投影はちょっとエキサイティングです。
今どき投影する人が少ないので忘れられた感がしますが、写真のトリミング拡大とは違った、生の光はワクワクします。
いろいろと試してみると太陽観察もおもしろいですね。
sano
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013/10/21 8:38 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4260
 sanoさんは、機材持ちですね。私はタカハシD型(正確には高橋のD型ですね)での太陽面投影ですから、D65mmのf1000mmでF15.4です。なるほどこのくらいのFなら投影もきれいですね。今となっては、65mmは、力不足ですかね。国立天文台の第1赤道儀室は口径20センチです。投影板には30センチでしょうか。
 写真撮影に重きをおいた望遠鏡・光学系が多いのは、それはそれでマニア向けにいいのでしょうが、かつてのような惑星屋・太陽屋・変光星屋・・・・にとっては、やはりそれに応じた光学系があるんですよね。惑星や太陽を多く見るものにとっては、短焦点な望遠鏡は、無用の長物とは言いませんが、そればかりが強調されるのは寂しいものはあります。変光星のCCD観測も、広い視野に渡ってシャープなピントなんて全くいいらないですし、ピントぼかして各ピクセルの個体差をキャンセルさせたり、Vバンドなど狭い波長域でしか観測しませんから、色収差などの各収差が少々あっても関係ないです。必要なのは光量とある程度のFのある大口径反射かなあ。
 話はずれましたが、冷静に見直してみると自分に合った光学系があるものですね。やや時代の流れからそれても、そんな自分に合った光学系で楽しむのもいいものです。uchiyama流というのもなかなかいいです。流れに乗っていないから、手頃な値でオークションなどで手に入るのも事実ですが。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/23 0:54 | 最終変更
sano  長老   投稿数: 2785
(差し障りのある内容がありましたので冒頭部分、削除訂正しました。sano)

 いつからか、天体望遠鏡=天体写真儀のようになってしまいましたが、私が若かった頃(望遠鏡がまだとても高価な時代)は、天文と言うと観測が主体で撮影派は少なかったように思います。 ←皆さんご存知のとおり
 撮影できるような機材が高価で買えなかったこともありますが、アポロの月着陸の余韻やボイジャーなどの観測衛星などあって(天文ファンの視点が)もっと宇宙じたいに向いていたように思います。

 自作望遠鏡も作ったりして、東京板橋区にはいろいろな光学部品会社があって、時々買いに行きました。
今思うとこの行程がまた楽しかったです。
 性能的には?の物もたくさんありましたが、自分で考え自分の手で作ったもので見たものはまた別の喜びがありました。
自作望遠鏡、・・・天文趣味として十分にアリですよ。
(uchiyamaさんの事前予告があればもっと盛り上がると思いますよ)

 例えば、鉄チャンと言ってもそれぞれ好きなジャンルがあって、それぞれに楽しんでいる。(あえてジャンル分けをすることもないけれど・・)
天文だって写真撮るだけでは無く、いろいろな楽しみ方があるのですから・・。

 望遠鏡だって各々に合ったものがあるはず。
収差がどうかとか、ハロが目立つとか、・・そんなことよりもどんな機材であっても、望遠鏡で見る天体は人間の視力を超えていつも感動に思います。
こんど長焦点屈折での観望会でもやりたいですね。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/23 14:56
k_kubotera  長老   投稿数: 4260
sanoさん、雑誌もよく見ると天体写真コンテストみたいなものは、後ろの方になっていますよ。そこに燃えている人は多いのでしょうが、編集者もそれをメインにしたら雑誌が成り立たないことくらい知っているはずです。
 村山定男先生が亡くなられ、惑星スケッチの時代は終わったようにも思われがちですが、目でよく見て観察することで、自然への愛着や思い入れがわきます。太陽でも、変光星でも、流星でもみな同じようなところがあります。機材をこらしてすばらしい写真を追い求めるのもいいですし、目で観察しスケッチを残していくも楽しいです。
 話がそれましたが昔の機械も活用しながら、また、それで話を盛り上げながら、星空を眺めて楽しんでいきたいですね。
 EM1Sのモーター駆動部の修理が終わりました。ちょっと手こずりました。また、別に報告します。
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