Re: 絶滅危惧種になってきましたね、ドイツサイズ接眼鏡

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sano

なし Re: 絶滅危惧種になってきましたね、ドイツサイズ接眼鏡

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/20 23:47 | 最終変更
sano  長老   投稿数: 2785
 MHのピントずれですが、F15位になると目立たないと思います。
周辺像の崩れや色収差も目立たないです。

 私が今使っているのはF8ですから、この位だとアイピースへの光線入射角がきつくなるのでどうしても各収差が目立ってしまいます。
 対物レンズがEDやフローライトになって対物側収差補正が出来てもアイピースへの入射角は変わらないので、接眼側にも相応の性能が要求されてしまいます。
 天文アマチュアの間で、当たり前のように望遠鏡の自作が行われていた時代には「Fの暗いは七難隠す」なんて言われていたのを思い出します。

 私もF10-15クラスの長焦点望遠鏡を何本か所有していますが、長焦点鏡は独特な安定した像を結ぶと感じています。
F10とF8のフローライトを比較しても、Fが2違うだけでも特徴の違いを見て感じとれます。

 10cmF15アクロマートというのも持っていますが、10cmF8フローライトに遜色ない見え味に感じます。
 ここでアイピースの違いによる見え方がわかるのですが、F15はどのアイピースでもそれなりの見え方をします。
反面、高級なものを使っても期待したほどでもないということがあって、これが入射角の問題とわかります。

 高級接眼鏡が持っている能力が要求されていない、・・・これは対物レンズにも言えるわけでこのクラスになると無理して「3枚玉EDアポ」なんてすることないんですよね。
でも今の望遠鏡は写真レンズなわけで、Fが暗くて焦点距離が長くては売れないんですよね。

 それと意外と見逃せない点として、長焦点だとアイピースの焦点も長くなり、アイレンズが大きくアイレリーフも長くなって覗きやすくなりますね。 ←これ重要だと思います。

 FS128で30cm投影くらいに大きく部分拡大すると、暗くはなりますが細かい部分も驚くほど見えてきます。
見えすぎてこれだとスケッチに時間がかかるのがわかります。
 昔、国立天文台で30cmスケッチをとってる記事を読んだことがありますが、たしか40分だかかかっていたような。

 そのくらい見えてきて拡大投影はなかなかの魅力です。
そうなると、太陽観測も大口径至上になりそうですが、・・・シーイングの影響が出てしまうので一般には15cmまでのようです。
たしか三鷹でも20cm止まりだったですよね。

 活動的な黒点の拡大投影はちょっとエキサイティングです。
今どき投影する人が少ないので忘れられた感がしますが、写真のトリミング拡大とは違った、生の光はワクワクします。
いろいろと試してみると太陽観察もおもしろいですね。
sano

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