オートガイドシステム
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オートガイドシステム (m_akashi, 2007/10/26 21:55)
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Re: オートガイドシステム (yomaiboshi, 2007/10/27 23:38)
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オートガイドシステム紹介 (m_akashi, 2007/12/22 21:49)
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スカイセンサー3Dの改造 (m_akashi, 2007/12/22 21:57)
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赤道儀設置方法 (m_akashi, 2007/12/22 22:13)
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PCはこんな感じっです (m_akashi, 2007/12/22 22:26)
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M42( オートガイドシステム&改造Kiss DIGITALで撮影) (m_akashi, 2007/12/22 22:39)
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Re: オートガイドシステム (k_kubotera, 2007/12/23 4:54)
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Re: オートガイドシステム (m_akashi, 2007/12/23 9:29)
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オートガイドソフト (m_akashi, 2007/12/23 9:47)
m_akashi
投稿数: 698


寮の屋上に望遠鏡を持ち出し、ちゃんと動いているか実験してみました。 結果、PCの画面上でちゃんとガイド星をLOCK ONして追尾しています、とりあえず成功〜。ただ、細かい設定(一回あたりの修正量の設定など)はデータを取ってつめていくしかなさそうです。使用しているオートガイドソフト「Guidedog」には修正量をログファイルとして残してくれる機能があるので、このログファイルをエクセルでグラフ化してみました。横軸が時間(分)で、縦軸はTime=0からの累積の修正量(ただし単位不明、おそらくガイド鏡の焦点距離とカメラの1pixの大きさをきちんと設定すると角度(秒)になるものと思われます)。
このグラフから読み取れること。
1. 10分周期のピリオディック・エラーが見事に出ている
2. 一回あたりの修正量の設定に問題があるらしくオーバーシュートして、グラフが「ガクガク」
どうも、修正量の設定が大きすぎるらしく、プロットが上下しすぎます。大まかにはピリオディック・エラーをキャンセルするように動いているので、設定をつめていけば‥‥ちょっとワクワクしますね、綺麗な曲線が出てくるようになるといいのですが
yomaiboshi
投稿数: 268

システム完成、おめでとうございます。今度、機会がありましたら是非拝見したいと思います。
m_akashi
投稿数: 698



とりあえず屋上にSP赤道儀(SPDXではない)を設置(というか放置?)し、オートガイドの実験を進めてみました。
システムはこんな感じです↓。
赤道儀 : ビクセン SP
三脚 : AL-90
モータードライブ: DMD-3 又は SS3D(ともに自作改造) +MT-1
ガイド鏡 : Mini BORG 60
ガイドカメラ : Qcam Pro 4000
ガイド基盤 : ガイド基板PRO
ガイドマウント : 誠報社オリジナルマウント
PC : Pen III 1 GHz Win XP SP2
ガイドソフト : Guidedog
このシステムに、
Mini BORG 45ED IIやFC-50、ED81sなどとCanon EOS Kiss DIGITAL (IR改造機)を搭載し撮影を試みています。
写真
1枚目:オートガイドon
2枚目:オートガイドoff
m_akashi
投稿数: 698



スカイセンサー3Dの改造法です。
写真1:改造後、左下が新たに増設したオートガイド端子
写真2:スカイセンサーのキーボードから出ている配線
キーボード(写真では下の基盤)ら出てる配線のアサインは以下のとおりでした。
(私の使用しているオートガイド用基盤使用前提)
緑:赤経(+)
橙:赤経(-)
白:赤経COM
灰:赤緯(+)
黒:赤緯(-)
黄:赤緯COM
これに対応させて、ガイド基盤への接続するためのコネクター(8pin)を増設して完成です。Guidedogから動かしてみると正しく反応しております。 スカイセンサーだけでしたら、6pinコネクターでよかったのですが、DMD-3にはガイド基盤からの8本の配線をすべて持ってくる必要がありましたので、8pinのものを採用しました。
m_akashi
投稿数: 698



赤道儀は寮の屋上に(勝手に)設置しました(管理人さんに何か言われないかドキドキです)。最初は手すりに固定したのですが、振動が酷くて(モーターと共振してる?)取り止め。普通に三脚を重石(ホームセンターで一個\800)に固定して安定性を増しつつ強風でも飛ばされないようにしました(っていうか、屋上広いから手すりに固定する意味ないし・・・orz、はじめから気づけよ・・・)。
浸水が心配ですが、ビニール袋とブルー・シートで二重に覆っているので、まあ大丈夫でしょう(大丈夫と信じよう)。でも、望遠鏡本体をおきっ放しにする勇気はないです・・・。カビとか心配だし。
それにしても、最近の望遠鏡は配線が多いので赤道儀を設置しても、配線を接続する時間があるから「即、観測」って訳にはいなかいんだと気づきました。
m_akashi
投稿数: 698


PCはこんな感じです↓。
1. ゴミ捨て場にPCが捨てあったので拾う
2. HDDとメモリー抜はかれていたが、最近廃棄したマックから外しておいたHDDを繋いでメモリーを入れなおす
3. CDからブートしてみた‥‥、おお動いてる
4. HDDをフォーマットしなおしてOS入れて‥さあ立ち上げ!おお!結構速い!
5. よく見てみたら、CPUはPenIII 830MHz、あ、手元に(間違えて買った)PenIII 1.0GHz(\1800也、安!)があるじゃん。ってことで、早速CPU交換、スピードアップ!!
6. いろいろいじってみたところ、CD-R(W)の書き込みが出来ないことがわかり・・・、
7. 会社の近くの○ビーオフにいったらジャンク品のCD-RW/DVD-ROMドライブが\525・・・、駄目もとで買ってきてドライブ交換。
8. 問題なく書き込みできました、拍子抜け。おまけでDVDまで見れるようになった・・・(この機能は意味ないが)。
結局、モニターまで拾ってしまいPC一式をタダで手にいれました(笑)。
というわけで、自動導入・オートガイドがPCから出来る環境が整い、寮の屋上前の踊場におきっ放しにしています。
m_akashi
投稿数: 698


オートガイドと改造デジカメのテストを兼ねてM42を撮影してみました。
<結果>
○改造デジカメは威力絶大(いまさらながら)、Hαでまくり
○オートガイドはイマイチ不調、3分露出で5枚に1枚くらいしか成功しない
オートガイドは修正間隔・一回の修正量など設定がよくないらしく流れたコマのが多く課題がのこります。
M42
Lens:Mini BORG 45ED II+Reducer 255mm F5.7
Camera:Canon EOS Kiss DIGITAL (IR改造機)
Filter:IDAS-LPS2 (光害カットフィルター)
Exp.:3min*8 Total 24 min
写真はピントが甘いのですが、光害地から撮影したとは思えない出来になって少しびっくり。空の抜けが良い晩なら撮影対象を選べはそこそこ楽しめそうです。ただ、茅ヶ崎(?)方面からの(ラブホか?)サーチライトが一晩中空を照らしているのと、すぐ近所の車のディーラーも一晩中水銀灯つけっぱなしで…。
最近、空の暗いところに行ってないなぁ〜、これから寒いしテントの中でぬくぬく過ごしながら、「ガイドはPC任せ」って理想ですね。
k_kubotera
投稿数: 4627

m_akashiさん、昨晩は、楽しい時間をありがとうございました。
オートガイドシステム、とても参考になります。驚いたことも多いです。まず、パソコンをただで拾って直すところから始まるとは、知りませんでした。
屋上に赤道儀がセットしているというのは聞きましたが、かなり本格的に置いているのですね。わたしのところも赤道儀は、外に設置したままですが、使うときには、鏡筒をのせてから、モータードライブ等の配線で結構時間がとられます。やはりこの辺りは、観測室が必要と感じるわけです。
実は、ビットランの冷却CCDにもオートガイド機能(チップが一つなので撮影と同時にはできませんが)がついていて、モータードライブのコントローラーにも、オートガイド端子がついています。撮像ソフトにもオートガイド機能がありますから、ケーブルでつないで設定すれば、JP赤道儀がオートガイドになります。 ただ、そうすると、撮影する機材が無くなるのと、普段、MT160のf776mmでの50秒露出CCD撮影では、JP赤道儀はガイドのミスを起こさないので、使っていません。
ビットランのBJ31Lあたりが不燃ゴミに落ちていたら、拾ってきてオートガイドシステムにしてあげたいです。3分も露出してやれば、変光星観測の測光の限界等級もあと1等くらい暗くなるかもしれません。
オートガイドシステムができあがった場合、いろいろなことが考えられます。空の限界が気になり出します。ただ、明らかに透明度が悪い日や薄明、月の大きな日に鏡筒内の月の光が入るような使い方でない限り、冷却CCDで3分くらいの露出ができますから(それ以上の露出をしたことがない。)。その時の16cmの限界等級は、16.5等です。ちょっと値が張りますが、Hα透過の狭帯域フィルターを入れると、光害カットやピントのシャープさ、露出延長可など多くのメリットが出てくると思います。彗星用にも干渉フィルターが出ていますから、それらとの併用も考えられます。一眼デジカメでも、市街地でそれなりの効果があるのではないでしょうか。ただ、IRカットフィルターを外した一眼デジカメでどんな発色になるか、未知の世界です。
オートガイドシステム、とても参考になります。驚いたことも多いです。まず、パソコンをただで拾って直すところから始まるとは、知りませんでした。
屋上に赤道儀がセットしているというのは聞きましたが、かなり本格的に置いているのですね。わたしのところも赤道儀は、外に設置したままですが、使うときには、鏡筒をのせてから、モータードライブ等の配線で結構時間がとられます。やはりこの辺りは、観測室が必要と感じるわけです。
実は、ビットランの冷却CCDにもオートガイド機能(チップが一つなので撮影と同時にはできませんが)がついていて、モータードライブのコントローラーにも、オートガイド端子がついています。撮像ソフトにもオートガイド機能がありますから、ケーブルでつないで設定すれば、JP赤道儀がオートガイドになります。 ただ、そうすると、撮影する機材が無くなるのと、普段、MT160のf776mmでの50秒露出CCD撮影では、JP赤道儀はガイドのミスを起こさないので、使っていません。
ビットランのBJ31Lあたりが不燃ゴミに落ちていたら、拾ってきてオートガイドシステムにしてあげたいです。3分も露出してやれば、変光星観測の測光の限界等級もあと1等くらい暗くなるかもしれません。
オートガイドシステムができあがった場合、いろいろなことが考えられます。空の限界が気になり出します。ただ、明らかに透明度が悪い日や薄明、月の大きな日に鏡筒内の月の光が入るような使い方でない限り、冷却CCDで3分くらいの露出ができますから(それ以上の露出をしたことがない。)。その時の16cmの限界等級は、16.5等です。ちょっと値が張りますが、Hα透過の狭帯域フィルターを入れると、光害カットやピントのシャープさ、露出延長可など多くのメリットが出てくると思います。彗星用にも干渉フィルターが出ていますから、それらとの併用も考えられます。一眼デジカメでも、市街地でそれなりの効果があるのではないでしょうか。ただ、IRカットフィルターを外した一眼デジカメでどんな発色になるか、未知の世界です。
m_akashi
投稿数: 698

>kuboteraさん
無料のPCはそう手に入りませんが(笑)、kubteraさんもオートガイドを構築されるのであればいろいろ情報提供できます。
ビットランをガイダーとして使ってしまうと撮像用のカメラがなくなってしまうということですので、私と同じようなWebcamを用いたシステムはお勧めです。ただ、感度に定評があるToUcamやQcam PRO 9000は生産終了で入手が難しくなっていますので、ミードのDSI(中根さんがお持ちですね)なんか良いのではないかと思います。DSIは相当高感度らしく、微動付きガイドマウントを用意しなくてもガイド星が見つかるらしいです(Webcamでは微動ガイドマウントで明るい星を導入しないとガイドできない)。
オートガイドも万能ではなく、やはりベースとなる赤道儀の精度・剛性が高いほうが成功率が高くなるようです。SPはギヤ周りの精度イマイチですし、三脚もフニャフニャですので苦労しています・・・。JP赤道儀ならかなりの成果が期待できるのではないでしょうかねぇ〜。
Hα用のナローバンドフィルターは欲しいもののひとつなんですが、デジカメは例の「ベイヤー配列」の問題があり赤を受光する素子は全体の1/3もないはずで(現像時の処理で補完されるとはいえ)画質が荒くなってしまうのではないかと心配です。全素子が全波長を感じることができる本当の「モノクロデジタル一眼レフ」なんて出ないでしょうね・・・。
無料のPCはそう手に入りませんが(笑)、kubteraさんもオートガイドを構築されるのであればいろいろ情報提供できます。
ビットランをガイダーとして使ってしまうと撮像用のカメラがなくなってしまうということですので、私と同じようなWebcamを用いたシステムはお勧めです。ただ、感度に定評があるToUcamやQcam PRO 9000は生産終了で入手が難しくなっていますので、ミードのDSI(中根さんがお持ちですね)なんか良いのではないかと思います。DSIは相当高感度らしく、微動付きガイドマウントを用意しなくてもガイド星が見つかるらしいです(Webcamでは微動ガイドマウントで明るい星を導入しないとガイドできない)。
オートガイドも万能ではなく、やはりベースとなる赤道儀の精度・剛性が高いほうが成功率が高くなるようです。SPはギヤ周りの精度イマイチですし、三脚もフニャフニャですので苦労しています・・・。JP赤道儀ならかなりの成果が期待できるのではないでしょうかねぇ〜。
Hα用のナローバンドフィルターは欲しいもののひとつなんですが、デジカメは例の「ベイヤー配列」の問題があり赤を受光する素子は全体の1/3もないはずで(現像時の処理で補完されるとはいえ)画質が荒くなってしまうのではないかと心配です。全素子が全波長を感じることができる本当の「モノクロデジタル一眼レフ」なんて出ないでしょうね・・・。
m_akashi
投稿数: 698

フリーのオートガイドソフトです。
1.GuideDog
http://www.barkosoftware.com/index.html
2.Guidemaster
http://www.guidemaster.de/index_en.asp
3.PHD Guiding
http://www.stark-labs.com/downloads.html
現在1と2を比べながら使っています。老舗は1なのですが、2のほうが使いやすいとの評判です。
3はもともと冷却CCDの撮像ソフトらしいですが、ガイド機能もついています。ミードのDSIカメラを使う場合は1,2では対応できないので、こちらのソフトかカメラに付属のものを使うことになるそうです。
1.GuideDog
http://www.barkosoftware.com/index.html
2.Guidemaster
http://www.guidemaster.de/index_en.asp
3.PHD Guiding
http://www.stark-labs.com/downloads.html
現在1と2を比べながら使っています。老舗は1なのですが、2のほうが使いやすいとの評判です。
3はもともと冷却CCDの撮像ソフトらしいですが、ガイド機能もついています。ミードのDSIカメラを使う場合は1,2では対応できないので、こちらのソフトかカメラに付属のものを使うことになるそうです。