Re: ベテルギウスの明るさ

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k_kubotera

なし Re: ベテルギウスの明るさ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2020/3/8 9:40 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4283
 暗くなっているベテルギウスですが、ここ1,2週間の観測結果を見ていると、明るさを戻しているように見えます。1.5等を下回っていたものがここ数日の観測報告を見ていると1.3等くらいまでになっているようです。
 過去の観測から推測して増光をはじめると、あっという間に0.5等くらいまで上がりますから、今のうちに暗いベテルギウスを画像におさめておいたほうがいいかもしれません。
 観測結果を見ると赤外域での変化は少ないようです。同じ赤外域でも波長によりずいぶん違いがあるようですから、可視領域でも同じようなことが言えるのかもしれません。
 何はともあれ、人間的時間スケールで一喜一憂するものではないのが宇宙のようです。




 10年に1回から2回、減光するようですし、もう少し長期のグラフを見ると、10数年の波があるようにも思われます。1960年から1990年頃データに、ばらつきの幅があるようです。若い観測者が増加したときにあたり(私も含まれるのですが)みなさん若かったので、目測に未熟さがあったのかもしれません。最近は経験を積まれてデータの偏差が小さくなっています。



 不安定な赤色巨星ですから、外層部から吹き出した水素がちょうど雲のようにベテルギウスを隠している感じなんでしょうか、赤外域は、透かして見えるものの可視域は、減光されている感じです。

※ VSOLJ 日本変光星観測者連盟のデータベースからグラフ化しました。

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