Re: 太陽面でのフレアーとイオンテイルへの影響(1月17日)

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sano

通常 Re: 太陽面でのフレアーとイオンテイルへの影響(1月17日)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/1/29 17:20
sano  長老   投稿数: 2785
今回の大規模フレアは、太陽活動サイクルとしては活動下降期に起こった
ものでした。
太陽の活動は約11年周期で極大期から極小に向かって徐々に活動は平穏に
なります。 極大から3年位で少し穏やかな状態になってからの数年間は
今回のような突発的な黒点群が発生することがあるようです。
このようなことを何回か繰り返し、徐々に間隔が長く小さくなり、静かな
太陽面へとなるようです。

今回は、この時期としても少し珍しく、フレアーを頻繁に発したとても活動
的な群だったです。
たまたま肉眼彗星であるマックホルツ彗星が接近中で、大規模フレアが彗星
におよぼす影響に興味がわきました。

それというのも、この黒点群(720群)の発生に呼応したように、彗星で
変化が起こったからでした。
もしこれが活動期であるならば、太陽からは絶えず何らかの大きなエネルギー
が発せられているので、フレアと彗星の関係がとらえにくいと思われます。


先に結果から言えば、
観測結果からみた状況としては「太陽フレアは彗星の尾の変化にはそれほど
影響を与えないのではないか」、となりました。

最初の彗星の尾の変化の後、720群はフレアを何度か出しましたが、彗星
のほうは最初の時のような大きな変化は無かったようです。

しかし、久保寺氏の詳細写真などをみると、全く影響が無かったわけではなく
それなりには影響があったように考えられそうです。
太陽フレアのエネルギーレベルをよく考えて見ると、確かに、人工衛星に損傷
を与えはしても、本体自体を吹き飛ばすような程ではないわけです。

・・という事は、1月10日頃、彗星に起こった変化は、彗星が太陽に近づく
過程で、その熱エネルギーで表面が壊れ飛んだ、ものかもしれません。
なにぶん彗星についても素人なのでなんともわからないところですが、観測
結果からはそのように考えています。

今回は、彗星接近中の太陽フレアということで、良い観測ができたと思います。

 
2005/01/18 の720群スケッチ 720群は地球方向に大きなエネルギーを発した

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