興味あるアルゴル型 HW Vir
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興味あるアルゴル型 HW Vir (k_kubotera, 2007/2/4 13:52)
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投稿日時 2007/2/4 13:52
k_kubotera
投稿数: 4627

今年になってから、赤道儀の位置を動かして南の空が広く見えるようにしました。南の空は、長時間連続観測するには高度や観測継続時間に制約されて不向きなんですが、ちょっと気分を変えてみました。
おとめ座HWは、赤緯が−8度ですから高度50度弱で南中します。今の時期から春先にかけて6時間ほど連続観測できます。何が興味あるって、その周期の短さです。約0.116日ですから2時間48分ごとに極小を起こします。わずか10分ほどで、0.8等減光し、10分ほどで増光します。しかも反射効果や第二極小もはっきりつかめ、眼視観測もできそうな明るさの変化です。
とにかくこの周期の短さは、異常です。周期0.3日くらいまでの食変光星は多いですが、朝夕効果で楕円形になり、ラグランジュ点で接触あるいは半接触したEW型やEB型です。周期が0.3日を切るものはまれです。にもかかわらず、0.116日の潮汐作用も見られないアルゴル型というのは、異常です。スペクトルがB型なので、大きな重力に支えられてのことかもしれませんが、それにしても、宇宙って不思議だなあ。
http://homepage2.nifty.com/jo1dge/html_1_star/Vir_HW.html
おとめ座HWは、赤緯が−8度ですから高度50度弱で南中します。今の時期から春先にかけて6時間ほど連続観測できます。何が興味あるって、その周期の短さです。約0.116日ですから2時間48分ごとに極小を起こします。わずか10分ほどで、0.8等減光し、10分ほどで増光します。しかも反射効果や第二極小もはっきりつかめ、眼視観測もできそうな明るさの変化です。
とにかくこの周期の短さは、異常です。周期0.3日くらいまでの食変光星は多いですが、朝夕効果で楕円形になり、ラグランジュ点で接触あるいは半接触したEW型やEB型です。周期が0.3日を切るものはまれです。にもかかわらず、0.116日の潮汐作用も見られないアルゴル型というのは、異常です。スペクトルがB型なので、大きな重力に支えられてのことかもしれませんが、それにしても、宇宙って不思議だなあ。
http://homepage2.nifty.com/jo1dge/html_1_star/Vir_HW.html
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☆☆☆彡
久保寺克明