ぐんま天文台見学 2

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2006/4/18 22:11
sano  長老   投稿数: 2785

ぐんま天文台見学 2 (2006/3/25〜26)
 
 ぐんま天文台は子持山中腹の丘の上にあります。
良好な観測環境を保つために駐車場は少し離れたところにあって、天文台までは木製
の階段状の遊歩道を歩いていきます。
 
 天文台には、本館展示施設、望遠鏡ドーム、観測施設、屋外にはストーンヘンジと
インドのジャンダルマンタルを模した日時計、などがあります。
 
 この天文台は、日時計など太陽に関係した施設が多いのも特徴です。
本格的な太陽望遠鏡による投影もあるので、日中に訪れる価値はあります。
 観覧券は1日有効なので、日中に展示施設を見学して、夜間に大望遠鏡を覗かせて
もらうのが良いようです。
 
 日中は星は見えないので、150センチ鏡も含め施設の見学になります。
本館には模型を使った展示物があり、けっこう楽しみながら理解できます。
 
 天文台はあまりアピールしていませんが、同じフロアーに「1メートル太陽投影板」
があります。
 屋根上のドームに設置された「30?太陽望遠鏡」からミラーを使って展示フロアー
に1メートルの白色光投影をしています。
生の太陽光を導入しており、途中の導光管は真空引きをしているそうです。
また、ハーフミラーを使って同時にスペクトルの展示もしています。
 
 最近は、太陽像はお手軽にCCDを使ったモニター展示が増えつつありますが、
やはりこういった施設では生の光にこだわっていただきたいと思います。
 150センチ鏡に隠れてしまっていますが、これだけの装置を備えた施設は少ないです。
建物と一体構造ですから目立たない割には高価なものだったでしょう。
本館の屋根の上にちょこんと載っているのが、太陽望遠鏡ドームです。
 
 日中でも150センチと65センチの望遠鏡の見学が出来ます。
これだけの望遠鏡を持つ多くの施設は、人が入ることによる観測への影響を嫌って
見学すら出来ませんが、ここでは設備の解説までしてくれます。
 
 150センチは、経緯台式なので、日周運動による視野の回転装置を持っているのが
特徴的でした。 なにしろ大きくて、感想は「おおきい」です。
 
 65センチはフォーク型赤道儀でカセグレンタイプです。
三鷹の望遠鏡なので「ワンダーアイ」を装備しています。
機械的な美しさなどは、やっぱり天文台の施設ですね。
 
 屋外は丘の上の公園になっていて、ストーンヘンジとジャンダルマンタルのレプリカ
があります。けっこう本格的なものです。
 私は、インドでジャンダルマンタルを見てきましたが、さすがに大日時計や天球儀
こそないものの、規模ではひけをとりません。
 残念だったのは、晴れているのに日時の見方(日時計の使い方)がわからなかったこと。
次回訪れた時は解説していただきたいものです。
 
 日中の見学を終え、夜の観望に期待して宿泊場所「わらび荘」に到着にします。
 
でも、まだ少し時間があるので、近くにある古い教会を見に行くことにしました。
 高山村の名久田(なくた)地区にある明治時代に造られた小さな教会です。
「集落」という言葉がぴったりのところ。 献堂(建築)は、明治20年。
なぜこの地に、しかも明治時代にこんな洒落た教会が?。
 それは・・。(つづく)

 (画像クリックで拡大)
 
     
 天文台へのアプローチ      本館全景             150センチ鏡ドームと
                                         65センチ鏡ドーム(後方)
 
     
 屋外施設全景           日時計群(月毎に計12基)    後方はストーンヘンジ
 
     
 日時計                あやしい太陽望遠鏡       名久田教会
 
 
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