戦う観測者

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2007/3/9 5:32
k_kubotera  長老   投稿数: 4296
 しばらく書き込みどころか、アクセスの頻度も落ちていました。
でも、帰りは遅くても、星空を見ることは、忘れていません。

 今年に入ってから、未知変光星の観測を多くしています。うれしいことに、発見者として名前を入れてもらうこともできました。正式登録までは、まだ、まだ、たくさんの観測を積み上げなくてはいけないです。未知変光星が、徐々に光度を上げていく様子や極小光度になっているのを見つけると、わくわくしてきます。Mis1352という仮符号をもらった星です。カシオペア座の12等の周期3日弱(?)の食変光星です。他にもいくつか観測中です。

 こんなことができるのも、冷却CCDをはじめとする優秀な機器とネットワークによる情報の共有化・チームの観測体制があるからです。昔のように、黙々と目測し月一回の報告と郵便での集計報告の受け取りでは、不可能に近いことです。

 そんな中にあっても、数十年前の雑誌の中に新鮮な記事を見つけています。観測する星は、望遠鏡での限界等級を下回り、モニターを通してでしか見えなかったり、かつて0.1等の精度に迫ろうと目測を努力していたものが、今は、その1/10にまで迫る精度をコンスタントに出す測光を自動に近い状態で行ったりすることへの抵抗かもしれません。最近、臨場感あふれる標準や広角の固定写真をじっくり眺めていることが、多くなりました。寒さをこらえて三脚をセットし、かじかむ手でストッパーのねじを締め、少ないバイト代かで買ったフィルムに星像を写していたハングリーな時代を思い返しています。

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☆☆☆彡
久保寺克明

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