DS Psc (うお座DS) (おおぐま座W型)

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  • なし DS Psc (うお座DS) (おおぐま座W型) (k_kubotera, 2025/10/18 20:09)

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k_kubotera

なし DS Psc (うお座DS) (おおぐま座W型)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2025/10/18 20:09 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4679
 久しぶりに朝から快晴でした。しかし、夕方観測準備を始めると西空に雲が広がり、楽しみにしていたレモン彗星は、見ることができませんでした。

 19時半過ぎには,雲はなくなり観測を始めました。 かんむり座Tを60測光ほどして、すぐにDS Pscの観測に移りました。ひとつ目の主極小は19時台後半だったので、うまくとらえられませんでした。深夜に第2極小はとらえられたものの、明け方に再び雲が出て、2つめの主極小もはっきりしませんでした。



 この星の観測は、初めてです。うお座の変光星は、どうしても敬遠がちです。暗い星の並びの星座で、導入が少し面倒だからです。観測用の星図をしっかり作っておけば、星の並びを楽しみながら、導入できます。今回は、それにくわえてDS Pscは、観測の少ない変光星らしく、AAVSOの星図には比較星の光度が全くありません。こういうときは、Aladin LightやAPPAS、AAVSOの疑変星カタログで比較星を決めるなど多くの作業が必要です。観測用星図ができあがったのが夕方5時でした。

 変光範囲0.4等ほど、観測の精度を出さないときれいに光度曲線が引けません。久しぶりの観測で、少し勘が鈍ったようです。もう少しピントをぼかした方が精度が上がったと思います。曇っている間、赤道儀のセッティング精度やバランス調整に時間を使って、実際に星を見ながらのピント調整にゆとりをもってできませんでした。

 光軸の微修正も、本格的な観測シーズン前にやっておき、FLATフレームを作り直しておくようです。
 
 なんだかんだと落ち着かない観測でしたが、うお座やマイナーな南の星座を双眼鏡で眺めることができました。観測が始まれば,ほとんど何もすることはないので、小さな双眼鏡で星の並びを追い星座をたどる時間が一番の楽しみです。
 この季節、西に傾いた夏の大三角のわし座やはくちょう座が立つのが好きです。(はくちょう座は、逆立ちですが) 中学校の頃、夢中で眺めた星空が,そのまま眺められます。それで後ろを振り向くと観測中の望遠鏡の向こう側にオリオン座が出てきます。このシーンも絵になって好きです。さらにその隣には、おうし座のヒアデス。ちょうどこの季節、夕方に東の空に高度30度ほどになります。冷却CCDでの変光星の長時間観測を始めようとヒアデス周辺の食連星を使って何ヶ月も四苦八苦したことを思い出します。東の空の高度30度、変光星の長時間観測する私の定位置です。もちろん、今まで『そんな位置の星の観測は、この季節無理!』というような出来事も何度もありましたが、そんな強引な観測も思い出して一人で笑っちゃってます。
 星空のどこを見ても、そんなことばかりですが、巡りながら楽しでます。

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☆☆☆彡
久保寺克明

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