肉眼黒点(N2群)の変化(1/10〜14のスケッチ)
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肉眼黒点(N2群)の変化(1/10〜14のスケッチ) (sano, 2005/1/15 17:42)
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Re: 肉眼黒点(N2群)の変化(1/10〜14のスケッチ) (k_kubotera, 2005/1/15 18:20)
sano
投稿数: 2785

2005年早々に出現した肉眼黒点(N2群)のスケッチを拡大写しで並べてみました。
12日が、雲に阻まれ観測できなかったのが悔やまれます。
太陽の活動は緩やかに低下していますが、極大から2〜3年の間は静かな中で突然
に突発的な現象を伴う活動が起こることがあるようです。
2003年の後半にもフレアーを頻発した群が現れ、北海道で低緯度オーロラを観測す
るなど派手な現象があったことを記憶されていると思います。
あの時は、鉄道が止まるとか、銀行CDが誤作動するとか、BS放送が見られなく
なるとか大騒ぎだったですね。
今回のこの黒点(N2群)の特徴は 急激に発達 したことです。
2日間で、小さな黒点から肉眼黒点まで発達しました。
こんなに猛烈な速さで発達するのは珍しいです。
すぐに過去の記録が出ませんが、たしか北海道低緯度オーロラを起こした群もこの
ようなものだったと記憶しています。
発達速度が速いと言うことは激しい現象を伴うので、大きなエネルギーを放出して
いるものと推測できます。
黒点の大きさも活動の大きさを示すものですが、発達速度も活動の大きさをはかる
重要点です。
さて、この黒点群の活動はどのくらい彗星に影響したのでしょうね。
2005/01/10 まだ無い
2005/01/11 微小群として発生
2005/01/13 急激に発達した (12日は曇り)
2005/01/14 さらに大きく
12日が、雲に阻まれ観測できなかったのが悔やまれます。
太陽の活動は緩やかに低下していますが、極大から2〜3年の間は静かな中で突然
に突発的な現象を伴う活動が起こることがあるようです。
2003年の後半にもフレアーを頻発した群が現れ、北海道で低緯度オーロラを観測す
るなど派手な現象があったことを記憶されていると思います。
あの時は、鉄道が止まるとか、銀行CDが誤作動するとか、BS放送が見られなく
なるとか大騒ぎだったですね。
今回のこの黒点(N2群)の特徴は 急激に発達 したことです。
2日間で、小さな黒点から肉眼黒点まで発達しました。
こんなに猛烈な速さで発達するのは珍しいです。
すぐに過去の記録が出ませんが、たしか北海道低緯度オーロラを起こした群もこの
ようなものだったと記憶しています。
発達速度が速いと言うことは激しい現象を伴うので、大きなエネルギーを放出して
いるものと推測できます。
黒点の大きさも活動の大きさを示すものですが、発達速度も活動の大きさをはかる
重要点です。
さて、この黒点群の活動はどのくらい彗星に影響したのでしょうね。




k_kubotera
投稿数: 4627

佐野さん、スケッチがていねいですね。半暗部の細かさなどリアル感じで感心してしまいます。
ところで、黒点の件ですが、急速な発達は、注目すべき点です。先ほどSOHOの画像も見てきましたが、2005.01.11.00h00m(U.T)あたりから出現した黒点が急速に発達する様子がよくわかりました。同時に紫外域の画像も黒点付近で強くなっている様子があります。
注目すべきは、コロナグラフです。黒点の発達にあわせて、コロナグラフにコロナに大きな変化が何回か記録されていました。その太陽面での変化からおよそ40時間程度で、彗星のイオンテールに変化が起きているようです。ただし、2回だけのイオンテールの大きな変化に対して、コロナの変化が対応していたと言うだけです。しかし、ここ1週間の2回のコロナ変化と2回のイオンテールの変化が対応しているというのは、何かありそうです。コロナグラフに注目していると、イオンテールの変化が予想できるかもしれません。また、今回の黒点の急激な変化とも関連があるのかもしれません。
ところで、黒点の件ですが、急速な発達は、注目すべき点です。先ほどSOHOの画像も見てきましたが、2005.01.11.00h00m(U.T)あたりから出現した黒点が急速に発達する様子がよくわかりました。同時に紫外域の画像も黒点付近で強くなっている様子があります。
注目すべきは、コロナグラフです。黒点の発達にあわせて、コロナグラフにコロナに大きな変化が何回か記録されていました。その太陽面での変化からおよそ40時間程度で、彗星のイオンテールに変化が起きているようです。ただし、2回だけのイオンテールの大きな変化に対して、コロナの変化が対応していたと言うだけです。しかし、ここ1週間の2回のコロナ変化と2回のイオンテールの変化が対応しているというのは、何かありそうです。コロナグラフに注目していると、イオンテールの変化が予想できるかもしれません。また、今回の黒点の急激な変化とも関連があるのかもしれません。