へびつかい座RS 増光

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2021/8/10 11:27 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4283
 反復新星(再発新星 回帰新星)のRS Oph が増光しているようです。
 昨日、CBAT や vsnet-alertに報告が出ました。見つけたのは、アイルランドのKeith Gearyさん、20X100mmの双眼鏡だったようです。
気づいたのは、 08 August 2021 2220UT(日本時 9日午前7時20分)

 普段、望遠鏡をむけない方向かもしれませんが、夏の天の川のすぐ隣ですから、天の川を撮影すれば写ると思います。明るさは、4.77等との報告です。

 15年ぶりの増光です。前回は、2月頃の増光で、なかなか長時間追うことができませんでした。その時、観測してほしいとの依頼で、ストロムゲン yという高いフィルターをいただきました。今回もこれを使おうと思いますが、RS ophが明るくて冷却CCDが飽和に近くなると思います。撮影だけにして、測光は、試験的に行ってみるつもりです。




 北緯50度以上の国で、赤緯がマイナスの変光星をよく観測するなぁと感心しました。今の季節、昼の時間も長いと思いますし、かなりの低空です。気づいた Keith Gearyさんに敬意を表します。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2021/8/10 12:34 | 最終変更
nakanek  管理人   投稿数: 3416
昨晩天の川とってました。
ステラナビゲータのデータをもとに測光したところ4.480でした。
210810 00:00(JST)













nakanek
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021/8/10 14:40 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4283
よく台風の強風の中、撮影しましたね。間違いありません。ほぼ極大光度です。なかなか極大時の画像はないです。ちょっと貴重かも。増光がとても早く減光も早いからです。

 減光は、多少スピードが落ちますが、それでも2週間で3等くらい減光してしまうはずです。撮影するなら、ここ数日がチャンスです。今輝いているのは、白色矮星の表面の核暴走で吹き飛んだ電離した水素です。どんどん暗くなり、電離した水素の輝きを透かして白色矮星の光が見えてくるはずです。いただいたストロムゲン yフィルターは、水素の輝線をカットして白色矮星の光を測光するのが目的です。ということで出番は、もう少し先です。

 白色矮星の質量が大きいらしくチャンドラセカールの限界質量 1.38M?(太陽質量の1.38倍)に近いと言われています。前回、慶應義塾大学の蜂巣先生が観測をまとめてくださいましたが、太陽質量の1.34倍くらいとのことでした。近いうちに(天文学的に)?a型の超新星になることが予想されています。

 マニアックな話になりましたが、しばらく写真に撮って観測するにはいい位置と時間に見えています。nakanekさんも、そろそろ観測者符号をとって、光度報告をしてもいいのでは。



AAVSOからnakanekさんが、測光した星を星図に入れました。さらに詳しい比較星(標準星)の等級(小数第3位まで)が必要でしたら調べておきます。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2021/8/11 6:19 | 最終変更
k_kubotera  長老   投稿数: 4283
 昨夜、7x35 の双眼鏡で見てみました。4等台ですから、すぐに見つかりました。極大の光度ですね。16センチの反射でも画像を撮ってみましたが、明るすぎて測光になりません。減光していく様子をしばらく長めながら目測していこうと思います。



 伴星の表面からから降り注いだ水素(降着円盤から落ちてきた水素)が、白色矮星表面で熱核暴走、吹き飛んだ水素の輝き・・・少しずつの白色矮星に残った水素が、白色矮星の質量を少しずつ大きくしていき、やがて超新星爆発に、・・そんなこと想像してみてました。

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