肉眼黒点を確認

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/13 11:48
sano  長老   投稿数: 2785
 2006年8月9日ごろ、光球面東縁から出現した黒点群を本日肉眼黒点として確認しました。
昨日時点では、縁からあまり離れていなかったことと、天候が雲が多かったこととで
確認できませんでした。
 南向きで仰いで、左下に見えます。
太陽観察グラスなどお持ちでしたら安全に気をつけてごらんください。

 太陽活動は、周期上は、今年末から来年春ごろには極小を迎えるはずですが、
この調子ですと少し先になりそうです。
 また、あるいは「無黒点が続くようなはっきりとしたした極小」が無いまま上昇に
向かうといったことも無いとも言えません。
 こういったことはあまり無いようですが、過去には、はっきりとした極大のピークが無い
サイクルもあったようですから、極小に関しても無いとも言えないと思っていますが、さて
どうなるでしょう。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/13 19:41
k_kubotera  長老   投稿数: 4627
 佐野さん、今日は太陽面スケッチしました。確かに大きめの黒点です。D型くらいですか。半暗部をどちらも持ちつつ比較的単純な形のように見えました。
 今日は、雲が通過するような天気の中でスケッチしましたが、シーイングは、5/5でとても良かったです。

--
☆☆☆彡
久保寺克明

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/14 2:48
sano  長老   投稿数: 2785
 双極性の黒点群で前後とも半暗部を持っています。
大きくて東西の広がりが10°以上あり(15°位あります)、ふたつの主黒点の間に小黒点が
存在しないので、典型的なG型になると思います。
 極小直前にG型が出るとは、太陽の活動はなかなか予測は出来ません。

 今日(13日)は、日差しが出てすぐにスケッチをとったもので、こちらのシーイングは
2〜3/5 といったところでした。
 もう少し良くなるだろうと待っていて、陰ってしまうことはよくあるので、とれるときには
多少シーイングが悪くてもとってしまいます。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/14 5:12
k_kubotera  長老   投稿数: 4627
 G型でしたか。ところで初歩的な質問なんですが、黒点の型というのは、どんな推移の仕方をするのでしょう。

 A→B→C→D→G→Hなんて感じで、E Fをとばして推移するなんて事でよろしいのでしょうか。

--
☆☆☆彡
久保寺克明

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/14 13:05
sano  長老   投稿数: 2785
>  A→B→C→D→G→Hなんて感じで、E Fをとばして推移する
> なんて事でよろしいのでしょうか。

 おおざっぱには、それの最後にJ型を加えた並びで良いと思っています。
つまり、AからJに至る型は、黒点の発生から消滅までの順序を表している
として良いようです。(I 型はありません)

 G型とH型は、A→B→C→D型の発達の流れとは少し違うようで、特にH型は
J型が発達してなることが多いようです。
A→B→C→D型の流れは、むしろE→Fとつながることが多いように感じます。

 私が観察した範囲では、大きなH型は意外とクセモノで、突然発達してフレアを
起こしたり、大プロミネンスを吹き上げたりする確率が多いように感じます。
単極性であることに何かあるのかな、と思っていますがどうなのでしょう。

 実際には、黒点スケッチの連続観察をしても、きれいな発達の過程はなかなか
見ることは出来ません。 けっこう気まぐれなんです。
観測機材が発達した現在でもまだまだわからないところが多いようです。
 
 黒点群の型の分類表

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/14 14:14
k_kubotera  長老   投稿数: 4627

 なるほど、佐野さん、よくわかります。

 今日もまた、太陽面スケッチしてみました。西側の黒点のまわりに細かな黒点が増えていませんか。雲が頻繁に通過するわりには、とてもシーイングがいいです。

--
☆☆☆彡
久保寺克明

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/18 15:23
k_kubotera  長老   投稿数: 4627
 気象情報の予想に反して快晴です。

 だいぶ黒点は西によりましたね。東側部分の活動が弱まったようです。あまりきれいではありませんが、パチリと撮りましたので、はりつけます。


時刻:13h55m

--
☆☆☆彡
久保寺克明

sano

質問 Re7: 肉眼黒点を確認

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/21 23:11
sano  長老   投稿数: 2785
 肉眼黒点として確認できた大きな黒点群がが西縁に没しようとしています。

 SOHO衛星の画像だと、この黒点は日本時間の8月9日午後ごろに東縁から
出現しました。
 出現日の9日は、台風の影響でスケッチ出来ませんでしたが、その後は好天に
恵まれ、また旧盆にもかかわらず大きな外出もしなかったため(仕事だったので)
連続でのスケッチがとれました。
 多分、今日21日夜半ごろには西縁にまわり、明日には見られないと思います。
太陽は、赤道付近の自転が25日位なのでだいたい合ってますね。

 今回のように、夏に連続して晴れるのは珍しいです。
夏なので大気が安定していて、連日細かい所まで良く見ることが出来ました。
 今年は、8月になってからは好天が続き、花火大会なども順延や中止は少なか
ったようです。
各地の高原や山のHPでも「毎晩すばらしい星空が見えている」とありました。

 この黒点群は、南半球12〜16度の所を、幅約15度を保ったままG型群からE型
としてあまり形を変えずに進みました。
 肉眼黒点として見えていたのは中一週間ぐらいでした。
極小に近いこの時期には珍しい大型の安定した黒点群でした。
近いうちにスケッチを撮影して投稿します。
k_kubotera

質問 Re: Re7: 肉眼黒点を確認

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006/8/22 5:53
k_kubotera  長老   投稿数: 4627
 佐野さん、連続した太陽面スケッチを待っています。

 確かにこの夏は晴れの日が多くありました。ただ、快晴の時間が長く続くというものではありませんでした。私も、昨年に比べ変光星観測数を伸ばすことができています。雲の間から見える空も、透明度やシーイングがよくありませんか。
 ただ、湿度が高く冷却CCDでの観測は、もうしばらくお休みします。

--
☆☆☆彡
久保寺克明

sano

質問 Re9: 肉眼黒点を確認

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2006/8/26 21:22
sano  長老   投稿数: 2785
 今年の夏空は快晴の日が少ないです。
観測としてデーターをとるような場合は、雲の流れる晴れでも、毎日少しでも
晴れ間があったほうが良いのですが、写真となるとそうはいきませんね。

 雲間のシーイングは良い日が多かったです。
そのため、観測データーでは、雲量が多い割には視相は良くついてます。
これもこの夏の特徴かもしれません。

 例の肉眼黒点は22日(火)に白斑を残し西縁に没し、代わって半暗部を持った
D型群が東縁から出現して、今日は中央近くに進んできました。
 これは分類上はG型にするか迷うところです。
ただ、肉眼黒点になるには少し小さいようです。
他には微小群もありませんでした。 このあたりは極小期らしいです。

 先日の仙石原では、湿度が高く機材がぬれてしまいましたので、帰ってから
乾かしました。 あの日に限らず湿度の高い夜が多いようです。
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